フルタイムで働いている方の障害年金の受給に関するQ&A

文責:所長 弁護士・社会保険労務士 大澤耕平

最終更新日:2023年08月10日

フルタイムで働いている方の障害年金の受給に関するQ&A

Qフルタイムで働いていても障害年金を受け取ることはできますか?

A

1 働いていても原則として障害年金の支給は受けられます

 障害年金の支給について、フルタイムで働いていることは法律上、特に支給を拒否する事情としては挙げられていません。

 したがって、フルタイムで働いていても、その他の要件を満たしていれば、障害年金の支給を受けることができます。

 例えば、車いすで生活しながら事務職としてフルタイムで仕事をしている方の場合、障害の程度と仕事の内容の関連性が薄く、「これだけ働いているのだったら、そんなに障害は重くないのではないか?」といった疑問が生じることは考えにくいため、働いていることを理由に障害年金の支給が認められなくなるという状況は起こらないと思われます。

 その他にも、客観的な検査数値で障害の程度が評価されるような障害については、仕事をどの程度しているかということと、障害の程度がどのくらい重いかという判断が結びつかないため、フルタイムで働いていても、問題なく障害年金の支給が認められる可能性が高いといえます。

 

2 精神の障害の場合には注意が必要です

 他方で、精神の障害のように、一部の障害では、障害の程度を判断する過程で、就労状況が考慮されるものもあります。

 このような障害の場合には、フルタイムで問題なく働けているのであれば、障害の程度が、そもそも障害認定基準を満たすほど重くないのではないかと判断されてしまうおそれがあります。

 ただし、精神の障害の場合でも、フルタイムで長時間働いていたら単純に支給が認められないというわけではありません。

 その就労に対してどの程度の制限が加えられているのか、就労先が一般企業なのか、就労継続支援などの福祉サービスなのかなどによっても、結論は変わってくる可能性があります。

 

3 まずは専門家にご相談ください

 このように、仕事をしていることは、一定の場合には障害年金の支給を受けられるかどうかの判断に影響を与えます。

 もし、障害年金の請求について迷われているようでしたら、まずは、私たちまでご相談ください。

 専門家がご事情をお伺いし、障害年金の受給の可能性についてお伝えさせていただきます。

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